Practical English Episode 13 疑問詞その1 Why:なぜにWhyは危険です!

 Practical English: Episode 13

実践英語⑬ 疑問詞 Wh-words (interrogative)

シリーズその1: "why"


疑問詞を使ってどんどん質問⇒会話を広げたい!
注意喚起!なぜ=Whyは危険です

決まったセンテンスは組み立てられる、自分のことは話せるのに質問するとなるとどう言ったらいいのかわからなくなってしまう
会話のスキルがついてくるにつれて、誰もが直面する課題ではないかと思います
私も、これを聞きたかったのに、あの時こう言っていればもっと仲良くなれたかもしれないのに、と悔しい思いをした経験は数知れず😭
質問する⇒会話が弾む⇒仲良くなれる、仕事が円滑に進む!
これは何としても疑問詞使えるようになるしかありません

会話の流れによっては、疑問詞一言で切り返せる場合もあります
例えば今日のテーマ"why"がそうではないでしょうか?
「え、なんで?」日本語でもいいますよね
こう言っておけば相手がどんどん話してくれるので会話が続く!

でも実は"Why?"はとても危険な一言です
理由はとても攻撃的に、相手を責めているように聞こえてしまうから!!
私も誰かと会話していて"Why?"と聞かれるとちょっと委縮してしまいます
自分が話していたことに急に自信がなくなってしまうような。。。


シリーズ第1回目 Why

(1) 疑問詞疑問文の基本
これはどの疑問詞にも共通するルールですが、疑問文を作る時疑問詞は基本的には文の先頭に来ます
間接話法や関係代名詞で用いる時はこの限りではありませんが、今回は疑問文に限って説明します

疑問文を作る流れ
① 主語を決める とても大事!主語がこれ以降のすべてを決めます!
② 動詞を決める
③ 目的語を決める
④ 追加の情報を置く
⑤ 疑問詞を頭へ

まず慣れるまでは疑問詞抜きで疑問文を作ってみることをおススメします
①の主語を決めるは英作文では大前提ですが問題になるのが②の動詞を決める作業です
気を付けることがたくさんあるからです!

be動詞を使うのか一般動詞を使うのか+助動詞が必要か
⇒be動詞ならam, are, is, was, were, be, beenのどれを使うのか
⇒一般動詞ならdo, does, did, have, または助動詞で表現するのか

ここまでで、きっと Is he...?にしたいのか、Did we...?なのか、Should I...?なのかということが決まります

目的語を決めます
英語では目的語はとても大事です
その後ろに、その他追加の情報:時間や場所などを置きます

Did you hand in the essay yesterday?
あなたは昨日論文を提出しましたか?
Is your essay about green gas emission?
あなたの論文は温室ガスについてですか?
Should I proof your essay before you hand it in?
論文に間違いがないか提出前に見た方がいいですか?

最後に結局どんなことを聞きたいのかで疑問詞を頭に付けましょう

what 何
when いつ
where どこ
who 誰
why なぜ
which どちら
how どのように

Why did you hand in the essay yesterday?
Why is your essay about green gas emission?
Why should I proof your essay before you hand it in?

これで疑問詞の疑問文が完成しました!

(2) Whyの疑問文で気を付けたいこと
無事、whyから始まる疑問文は完成しましたが私の肌感覚からしてWhy...?という質問はあることを掘り下げたいとき以外は使わないのが普通です
もちろん「なぜなの?どうして?理由がわからない、教えて!!」と答えを教えてくれー!という時はWhy?でOKです
ただ、会話の流れで会話を発展させるために聞く「なぜ?どうして?」には適しません
ではどう言い換える???ですが

(2)-1 目的を聞くための「なぜ」の時は、What...for?
どんな目的があってそれをしたのか、何のためにそうするのかを知りたいとき

A: Hey, can I use your computer for a sec? ちょっとパソコン借りていい?
B: What do you wanna use it for? 何をするの?

ここで代わりにWhy do you wanna use my computer?と言うと、なぜ私のパソコンなの?なぜ今使いたいの?どうしてそんなこと言い出すの?みたいに聞こえると思うのです。
会話の中で切り返すときは、What for?「何のため?」だけでOKですよ。とても自然です。

(2)-2 動機を聞くための「なぜ」の時は、What makes …?
どんなことがきっかけでそれをしたのか、何がそうさせるのかを知りたいとき

A: What made you apply for the position?志望動機は何ですか?
B: I've always been interested in working in sales. 営業にずっと興味があったんです

もし私がWhy did you apply for the position?と面接で聞かれたら、多分とても落ち込みます。ニュアンス的にはあなたのような人がどうしてこの職を目指そうとしたの?私には理解できない。となるからです。
会話の中で一言で切り返したいときは、What made you do that? What made you do so?などでOK

(3)-3 経緯を聞くための「なぜ」の時は、How come...?
そこに至るまでにどんなことがあったのか知りたいとき

A: Can you get me a towel? ちょっとタオル取ってくれない?
B: How come you are so wet there? なんでそんなにびしょびしょなの?

これも同じでWhy are you so wet?とすることでどうしてそんなことになっちゃったのよ!とちょっと責めている感じに聞こえます。How comeであれば、あらあら、何があったの?くらいです。
またHow comeの特徴として肯定文のまま使えるという特徴があります。なので否定文の時もとても便利で使いやすいです。
How come you didn't attend the class? 授業来なかったね。何かあった?
会話の中ではHow come?「何があったの?」What happened?みたいなイメージです。


ネイティブスピーカーはこんな感覚で使い分けていますよ~
ちなみに冒頭のwhatの中にhow、howの中にwhyという図、こんなイメージを持つとより違いを掴みやすくなるかと思いますよ~
とても長くなってしまいましたが参考になれば幸いです😄


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