Practical English: Episode 10 多分~だ、~かもしれない
Practical English: Episode 10
実践英語⑩ 多分~だ、~かもしれない
普段の会話で「多分~だ」「~かもしれない」っていう機会とても多いと思いますが、
そんな時"maybe"を繰り返しつかっていませんか?
日本語では「多分」の一言で、相手がその度合いを汲み取ってくれるような雰囲気がありますが
英語では「多分」の表現の仕方がいくつかあり、ニュアンスが変わってきます
(1) "maybe"が表す「多分」は20-30%:かもしれない
"maybe"で表される「多分」、実は起こる可能性が低い時に使うべき表現です
「多分」ではなく「かもしれない」と訳すのがいいかもしれないです
私も確信が持てないことに対して"maybe"を乱用していました😅
ですが、"maybe"にははっきりと言いたくない、言葉を濁すような役割があり、
ネイティブは誘いを遠回しに断りたいときによく使う印象があります
文の先頭で使います
例
A: Are you coming to the conference this Thursday?
今度の木曜の会議には来る?
B: Maybe I can go only if I get all the paper works done by then.
それまでに書類が全部終わりさえすれば行けるかもしれないよ
A: Have you seen Cathy?
キャシーを見た?
B: No, I haven't seen her around. Maybe she is with her client in a meeting room.
いや、見かけてないよ。クライアントと会議室にいるのかもね。
(2) "Probably"が表す「多分」は70-80%:おそらく
"probably"で表される「多分」が、日本人が意味する「多分」に相当するのではないかと思います。ポジティブな「多分」です。ただ発音しにくいので私は敬遠して"maybe"を使いたがりました🙊
副詞として動詞の直前で使います
例
A: Do you think it is gonna rain tonight?
今夜雨降ると思う?
B: Probably. I checked the weather forecast and it said it would start raining soon.
おそらくね。天気予報見たけどもうすぐ雨が降り出すって書いてあったよ
A: Are you coming to a BBQ this weekend?
週末のバーベキュー来る?
B: Yeah, I'm probably bringing some friends with me.
うん、多分友達何人か連れてくよ
(3)"Possibly"が表す「多分」は30-40%:もしかしたら
"possibly"という単語は"possible"「可能な」から来ているので、「可能性がある」のようなニュアンスで使われ、"maybe"よりは若干度合いが高く、"probably"よりは低くなります
またフォーマルな響きがあるのでビジネスシーンでもよく聞かれます
副詞として動詞の直前で使います
例
A: Is Mr. Fowler going to be in the office this Tuesday?
フォーラーさんは今週の火曜会社におられますか?
B: Possibly. He sometimes goes to the Tokyo branch on Tuesday. Let me check his schedule.
多分。火曜日は東京事務所に行くことが時々あるので、スケジュールをチェックしますね。
A: Can you possibly get me a carton of milk on the way back?
帰りに牛乳1パック買ってきてもらえる可能性ある?
B: No problem.
いいよ
(4)"perhaps"が表す「多分」は30-40%:もしかしたら
"perhaps"はカジュアルな「多分」で日常会話の中でよく聞く表現です
度合いとしては"possibly"と同等くらいかなと思いますが場面により使い分けるといいでしょう
副詞として動詞の直前や、文の先頭で使います
例
A: Is this the right place?
この場所で合ってるの?
B: Perhaps we made a wrong turn.
もしかしたら曲がるところ間違えたな
A: Hey, I'm in a trouble. I don't know what to do.
ねえ、ちょっとまずいことになってるんだよ。どうしたらいいかわからない。
B: We can perhaps help you out. Why don't you tell me what happened?
もしかしたら助けてあげられるかもしれないから、何があったか話してみてよ
(5) "might"を使って表現する「多分」は20-30%:かもしれない
「多分」の度合いとしては"maybe"と同じくらいかな?という印象の"might"を使った表現ですが、ネイティブは"maybe"よりもこっちの表現のほうがよく使い、自然な表現に聞こえます
"might"は助動詞"may"の過去形ですが、過去のことを話すために用いるのではなく、「仮定」を意味するために時制を一つ下げて使います
仮定を用いることで、その可能性を低く表現しています
このように「仮定」のために過去形で使われる助動詞には
他に"would"、"should"、"could"がありとても便利です
仮定に関する記事はこちら⇒ https://nanalingual.blogspot.com/2021/06/practical-english-episode-7-would-could.html
例
A: Madison isn't home yet.
マディソンがまだ帰ってきてないんだね
B: She might be working overtime again. She came home late last night too.
また残業しているのかもしれないね。昨日も帰り遅かったから
A: I might have left my wallet at the restaurant. Can't find it anywhere.
レストランに財布を置き忘れてきたかもしれない。どこにもないんだ。
B: Did you forget you put your wallet in my bag? It's here.
私のバックに入れたの忘れたの?ほら、ここにあるよ
それぞれの単語の「多分」の度合いはあくまでも私の感覚に基づいて、
今回初めて数値で表してみたものです
市販の参考書やテキストなどとは違うかもしれませんがあしからず。。。
実践
Rebeccaは今日来ないかもしれないよ。きのうの夜熱があったからね。
彼はもしかしたら遅れてくる可能性があるよ。子供が体調崩していると聞いたよ。
この建物はおそらく100年前に建てられました
彼が言ってたことはおそらく本当だよ。
これはもしかしたら違う鍵なんじゃない。ドアが開かないよ。
Fowler先生はおそらく50代です。
Lukeに何かあったのかもしれない。いつも9時には来るけど、もう10時だよ。
彼女、寝過ごした可能性があるね
コメント
コメントを投稿